グロースハック型とは
今回、製造業のグロースハックとは何か?で考察します。
人生勉強ですよ。
製造業にも反映して役に立つ情報はあるはずですし、ITの世界は進歩が早いのでついていくのが大変ですね。
パソコンなどの周辺機器は使用が簡単になっていますが、複雑化しているようにも思えます。
世界の商品が目まぐるしく出回っている時代ですから、子供のころを思い出すと信じられません。家電もずいぶん変わりましたね。
20年前は家電といったら国内製品しか知りませんでしたし、まさか現在の状況なんて誰が想像したでしょう。
お金の動きも複雑化しています。
話が逸れてしまいましたので戻します。
グロースハックとは何か?
マーケティングの世界では「グロースハック」という言葉が流行っています。
グロースハックとは「モニタリングしながら、継続的に改善していく」ことをいいます。
ユーザーから得た製品やサービスについてのデータを分析し、改善してマーケティングの課題を解決していく手法のこと。
IT業界の品質管理といったところでしょうか。
製造業ではQC(quality control)と呼ばれる言葉があります。
品質を管理するうえで非常に重要な役割をもっています。
QCにはQC7つ道具と呼ばれるものがあります。
パレート図
特性要因図
グラフ
チェックシート
ヒストグラム
散布図
層別
がQC7つ道具と呼ばれています。
品質を管理するうえで非常に重要な7つ道具となっています。
これらの項目は品質を個人的な主観による観点とは違い、複数のデータから統計を割り出し、分析をすることによって確実な品質管理を行うための工程管理となっています。
これらは膨大なデータを必要とするために、短期的な成果は望めません。
品質保証をユーザーに納得してもらうには、確実な情報収集からなる、情報分析を基にした決定事項でないと納得してもらえません。
当たり前だとは思いますが、「だろう」という根拠のない決定事項では信用できないし、会社もaction を起こしてくれません。
そのためには可能な限り必要なデータを収集する。
これがとても大変な作業になります。
品質管理の作業では、膨大なデータの解析、収集、まとめ、管理という工程は非常に苦しい地道な作業になります。
同じ作業を条件を変えてひたすら実験、データ取り、実験、データ取り、を繰り返すことによってようやく結果が見えてきます。PDCAサイクルですね。
ちなみにPDCAサイクルとは、plan→do→check→actionの4段階を繰り返すことをいいます。
前置きが長くなりましたが、要するに、「モニタリングしながら、継続的に改善していく」という作業は簡単そうに聞こえますが、非常に長い道のりであり、膨大な情報の分析の結果マーケティングの課題を解決できるということです。
大変ですよー
グロースハックにはAARRRというモデル
グロースハックにはAARRRというモデルがあります。
これは「Acquisition 」「Activation」「Retention」「Referral」「Revenue」という5つのフェーズで構成されています。
呼び方は「アー」。これは会話の中でどう使うのでしょうか。
なんか外国の方とのコミュニケーションで非常に使いづらいですね。
海賊の叫び声に似ていることから、海賊指標、Pirate Metricsとも呼ばれているそうです。
コミュニケーションではこれですね。
Acquisition(獲得)
ユーザーの獲得を意味しています
Activation(活性化)
ユーザーを活性化する
Retention(継続)
ユーザーの継続利用を促す
Referral(紹介)
ユーザーに紹介してもらいます
1.
Revenue(収益)
収益化する
以上の5つになります。
それぞれのフェーズでA/Bテスト、KPIの設定、UIの比較からLPの改善をはじめ、さまざまな方法を検証、実行を行います。
グロースハックを行う上で欠かせないデータ分析のツールはGoogle アナリティクスです。
Googleアナリティクスには、最も重要視されているA/Bテストの機能が備わっているので、対象となるWebページにタグを埋め込むことでA/Bテストの実施と詳細な分析を行うことができます。
解析ツールがITではしっかりしているので、そのへんは製造業にくらべて管理が楽になってきますね。
グロースハックは成長する仕組みえをプロダクトに施策して組み込んでいく点が挙げられます。
ようするに、ロイヤリティの成長を促します。
顧客の満足度、信頼性を向上させ、リピート率を上げ、顧客単価を向上させます。
「グロースハック」についてお分かり頂けたででょうか?
調べた結果、5つのフェーズは言われてみると、当たり前のように感じます。
しかし、さまざまなテスト、PDCAを繰り返して実行し、結果を残した人の言葉は偉大ですね。
2010年からグロースハックという言葉を使い始めたらしいです。
伝説のグロースハッカー、ショーン・エリス氏によって
グロースハッカーとは
グロースハックをする人グロースハッカーといわれる方々がいるそうです。
その方々は何をしているのかといいますと、TwitterやFacebookなどの急成長を支えた方々です。
彼らが何をしているのかというと、
市場の需要に合致したサービス提供
口コミによる情報伝播
データ分析からの仮説、検証、改善の高速回転
広告収入に依存しない運営設計
サービス内にPV向上などができる仕組みを埋め込む
この他にも、デザインやコンテンツの見直しなど、インターネットサービスの基本的な部分までグロースハッカーの施策に含まれているそうです。
これらの情報を見て、製造業の品質管理を思い出したわけです。
ITの品質管理だなーって思いました。
すごい人たちですね、尊敬します。
インターネットマーケティングのノウハウをもっているだけでなく、デザイナーやライター、プロデューサーからエンジニアといった複数の要素を兼ね備えている人が必要だそうです。
そんな神みたいな人いるのでしょうか。
現在、データサイエンティストとならんで、シリコンバレーで「最もセクシーな仕事」と言われているらしいです。
“ユーザー獲得エンジニア”とも呼ばれている
そうです。
“ユーザー獲得エンジニア”と言われれば分かりやすいですね。
優秀なグロースハッカー達は広告費や予算を使わずにサービスのユーザー数やリテンション率を飛躍的に伸ばすことができる人たちのようです。
私もそんな人たちになって「最もセクシーな仕事」したいなーなんて夢を見てしまいましたが、そんな彼等になるための資質があるらしく、『グロースハッカー=起業家の資質』らしいです。
なんだ、全然無理ではないかーと思う私でありましてもう少し深掘りすると、グロースハッカーの年収は2000万を超えると言われています。
理由はマーケティング、WEBデザイナー、プログラマーといった異なる役割を一括で管理してしまうポジションによるものです。
責任重大ですね。仕事量も計り知れません。
各セクションの担当者の役割を一括管理ということは、管理費を考えれば決して高い給料ではありません。
と思います。
AIの発展が今後のグロースハッカーの役割を左右するのでしょう。
グロースハッカーになるためには資格は必要ありません。
ですが、必要なスキルはあります。
プログラミングやWEBマーケティングのスキルは身につけましょう。
具体的にはWEBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、プログラミングの知識、あとはリーダーの資質だそうなので、これから身につけていこうとおもいます。
資格に関してはシステムアーキテクト、プロジェクトマネージャー、だそうです。
しかし、彼らが行う施策も75%〜90%は失敗すると言われているそうでして、PDCAサイクルをどんどん回していく必要があるそうです。結構大変そうですね。
実際のところ、PDCAサイクルを何回も繰り返すうちに企業側からの信頼を失ってしまう可能性もあるでしょう。
グロースハック型マーケティングについて
グロースハックのマーケティングの手法の一つとして、口コミを利用する方法があります。
口コミとはCGM(消費者形成型メディア)という考え方。
ブログやSNSの普及により、
商品に興味を持った消費者が、商品についての生の声を聞きたがることから始まりました。
口コミに関しては私も多いに参考にさせていただいています。
その信用性を下げないためにも、サクラ(おとり)によって、レビュー、口コミの操作などはやめてほしいものです。
生産数が決まっていて、バイヤーが売り切りたい場合などは
手っ取り早いのでしょうけど。
その口コミを管理することをORM(オンライン・レピュテーション・マネジメント)といいます。
この口コミを増やすべく、一つの手法として用いられるのは紹介インセンティブによるものです。
友人や知人に紹介した場合に、紹介した側と紹介された側の双方に、報奨金、表彰、景品などのインセンティブを設けることで、口コミを増やす手法となっています。
この手法はみなさんご存知かと思いますが、Dropboxというappでとても効果があったことで記事に取り上げられています。
なんと、ユーザー登録数を60%以上伸ばしたというのですから驚きですね。
この手法は数ある施策の中でも、最も効果的なグロースハックとして語られているそうです。
また、このグロースハックが驚異的なのは、広告費を一切使わずに、ユーザー数を爆発的に伸ばし、実際、ユーザー数をサービス開始後の約10万人から14ヶ月で400万人まで伸ばしたそうです。
これは驚異的な数字ですよね。10万人から400万人ですよ。
これはもうグロースハック様様ですよね。
40倍ですからね。
まーapp自体がとても優秀なappですけど。
この爆発的な成長に導いたと言われる伝説のグロースハッカーがショーン・エリス氏です。
このときの経済効果いったいどれほどなのか気になるところです。
彼が残した形跡はやはり、グロースハックで検索すると、どこの記事にも記載されています。
よほどの経済効果があったのでしょう。
いまとなってはなくてはならないappであることは間違いありません。
しかし、いくら口コミを増やしたところで、口コミの評価が良くなくてはならないかというとそうでもないのかもしれません。
認知度を向上するという意味では、初期の段階では十分成功といえるでしょう。
しかし、そこから先のロイヤルティの向上という意味ではやはり、評価を上げなくてはなりません。タイミングの問題もあると思います。
初期の段階で評価が良いと、ユーザーの意見が聞こえずらく、商品の分析に必要な情報を引き出すことが難易になるといえます。
よって、検証や改善しにくい状況といえるのではないでしょうか。
そもそも口コミだけに頼っているようでは問題ではあると思いますが。
しかし、初期の段階で評価が低い場合には、ユーザーが改善点に対する指摘や要望を口コミによって本音を把握し、商品の改善に取り組むことができます。
PDCAのサイクルを円滑に循環させることにつながると思います。
よって私はタイミングは非常に重要と考えました。
まずは認知度を向上させ、ロイヤルティを向上させる、という流れが理想の流れでしょう。
当然最初からずっと右肩上がりがいいんですけど、そんか会社なかなかありませんからね。
グロースハック型マーケティングまとめ
今回「グロースハック型マーケティング」について調べてみました。
結果として、グロースハックとは「モニタリングしながら、継続的に改善していくこと」です。
企業によって改善したい内容はさまざまなので、グロース型マーケティングというのは企業のプロダクトを理解し、ユーザーの気持ちに理解を深めることが大事なようです。
グロースハック型の基礎となる5つのフェーズについて紹介させていただきましたが、ユーザーありきの考え方によるものとなっています。
個人的には呼び名が気になりました。
私は当時何も考えずDropboxを使用していましたが、当時を振り返ると、便利なアプリが出てきたなー、というぐらいのものでした。
現在の形になるためにさまざまなグロースハックによって改善があったことでしょう。
非常に便利で、すぐに競合のサービスが出てくるだろうと思っていましたが、使用感なども含めると、私は競合というほどのサービスは知りません。
TwitterなどのSNSや、さまざまなサービスに今後はグロースハックが必要不可決だという認識になりました。
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