- なぜマーケティングにはReason to believeが必要なのか
- マーケティングとは
- Reason to believeとは
- インターネットが発達した現代では特にreason to believe が必要
- mother houseのreason to believe ストーリ性
- 恋愛におけるストーリー性の重要さ
- 世田谷自然食品のreason to believe フレーミング効果の活用
- 恋愛でもフレーミング効果が重要
- The chocolateのreason to believe 物質的価値と情緒的価値の融合
- 恋愛においても物質的価値と情緒的価値の両方が重要
- まとめ Reason to believeマーケティング
なぜマーケティングにはReason to believeが必要なのか
自分の商品には自信があるのになぜか買ってもらえない。。。
このように悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
市場が成熟化した日本では毎年新しいお店が出店され、新商品もどんどんと作られています。
そのような状況では単に、良いモノを作tたり単に良いサービスを作るだけでは売ることはできないのです。
それでは何が必要なのでしょうか。結論からいうと、マーケティングにおいて重要な要素であるreason to believe を考える事が重要です。
マーケティングとは
まず始めにそもそもマーケティングってなんぞやという人も多くいるかと思うのでそこから説明して行きます。
まずはマーケティングの概念をWikipediaより引用します「マーケティングとは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。
また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。」との事です。
要するにお客様がどのような物を欲しがっているのかを調査し、そしてそれをお客様の手元に効率よく届くように計画することです。
そしてSNSが発達して、消費者が情報を多く持つようになった現代ではマーケティング用語でいうreason to believeという信じられる理由が必要になっているのです。
Reason to believeとは
reason to believeとはその商品やサービスが持つメリットの根拠となる理由です。
例えば仕事で疲れたときや、徹夜明けでなんとか頑張らなくてはならない時、良く飲むのがリポビタンDですよね。
なぜ私たちがリポビタンDを飲むのかというと「タウリン1000ミリグラム配合」という元気になれるというメリットを支える根拠があるからです。
タウリンがなんで元気に繋がるのか分かっている人は少ないと思いますが、なんとなく信憑性があると思ってしまうので買い続けてしまうのです。
インターネットが発達した現代では特にreason to believe が必要
ネット社会である現代では特にこの商品の良さを支える根拠が重要になってきました。
なぜならばインターネットが発達し、携帯を一人一台持つ事が当たり前になった現代では、個人が持つ情報量が圧倒的に増えたからです。
昔だと例えば冷蔵庫を買うときには広告を見てお店に実際に行き購入していました。
消費者が手にできる情報は広告かテレビのみで、圧倒的に企業側が持つ情報量の方が多い時代です。
もしかしたら他に良い冷蔵庫があるかもしれませんが、消費者はその情報を持っていないため比較する事ができません。
従って企業側は良い商品を作り、広告やテレビCMで流しさえすればモノを売る事ができたのです。
反対にネット社会である現代は消費者がモノを買う流れが大きく変化しました。
単純に良い商品を作って広告を作るだけでは、売れない時代になったのです。
例えば新しいBluetoothのイヤホンを購入する時の事を考えます。
購入すると決めてまず行うことは、ネットでのリサーチです。
インターネットで、検索してどの商品を買うか検討すると思うのですがノープランで検索するとすぐに頭を抱えることになります。
試しにBluetooth イヤホンで検索すると検索結果は5万件以上もある事がわかります。
この中からどうやって自分にあったイヤホンを選べば良いのでしょうか。
これだけ種類があれば正直どの商品も最新の機能を搭載していてどの商品も自分にあっているような気がします。
このように個人が情報量を持ちすぎて、どの商品を購入するのかを決めずらくなってきたのです。
イヤホンを購入する時に必要なreason to believe
現代は情報で溢れかえりすぎて、個人ではどの商品を購入すれば良いのかわからない時代です。
そのような社会で人々はどのようにして、商品を選ぶのでしょうか。
その1つが他のだれかがオススメしているイヤホンを買うという方法です。
私が以前Bluetoothイヤホンを購入しようとした際にも同じような悩みを抱えてどのイヤホンを購入すれば良いのかわからなくなりました。
そこで私が行ったのがBluetoothイヤホンについてまとめたサイトをみて、その中から良さそうなモノを選ぼうという事でした。
まとめサイトに行ってみると数あるBluetoothイヤホンを特徴別に10個選んで掲載してくれています。
さらにそのまとめサイトの記事を買いた人は、Bluetoothイヤホンを使って10年との事で信頼が置けそうです。
そんな信頼の置けそうな人が、amazonで5万件以上もあったイヤホンが10個まで絞ってくれているのでせう。私がその後することは価格、バッテリー容量、デザインなど分類分けされた中から、自分の好みに合うものを選ぶだけです。
もう5万件の中から1つを選んで失敗するリスクはありません。
私は自信を持ってその中から1つを選んで購入しました。
このように市場が成熟化し、ネットも発達した現代においては商品の良さだけではなく、その良さを伝える客観的な理由が必要という事がわかります。
それではここからはreason to believe を活用して人気になった3つのサービスや商品を紹介します。
mother houseのreason to believe ストーリ性
さて1つ目に紹介するreason to believe はアパレルブランドのmother houseの事例です。
mothe houseはその企業の背景にあるストーリー性を明確にする事で企業ファンを増やしています。
mother houseは2006年に代表の山口絵里子さんによって始まったアパレルブランドです。
mother house2006年に創業とアパレルブランドとしてはかなり若くありながら、日本には18店舗出店されており、さらに台湾、香港、シンガポールにも9店舗出店している大人気ブランドとなっています。
mother houseの1番の特徴は全てのバッグや財布などの商品をバングラデシュやネパールなどの発展途上国で生産しているという事です。
途上国支援を理念に掲げているボランティア団体やNGOは世界にたくさんあります。
しかしそれらの団体の最大の欠点は非営利であり途上国支援で終わってしまいがちという事です。
NGOを通して寄付をしても、井戸を掘っても先進国から来た人間が支援をしたとしても、それを継続させることは難しいのです。
そのような中、当時大学生であった山口さんが夢に描いたのが、途上国から世界に通用するバッグを作るということでした。
NGOがによって途上国で現地生産されているアクセサリーは以前からありました。
しかしそのアクセサリーはデザイン性で買われるというよりはむしろ、支援をしようという目的で購入されていいました。
そのような支援目的で購入されるアクセサリーは、その時は買ってもらえても継続して買ってはもらえません。
山口さんは支援で買ってもらうのではんく、デザインと機能性の良さで勝負できるバッグを途上国で作るためにmother houseを作りました。
最初は途上国でよいバックが作れるはずがないと同業者から批判ばかり受けました。
しかし山口さんは絶対に諦めないという思い出たった一人バングラデシュでバッグ制作を続けたのです。
そしてその思いを形にしたバッグは予想を超える売上を記録し、今ではそのデザイン性と機能性を高く評価されています。
mother houseをリピートする人は背景にあるストーリーに共感して購入される人も多いです。
数あるアパレルブランドの中で、mother houseが選ばれる理由がストーリー性なのです。
恋愛におけるストーリー性の重要さ
さてreason to believe における要素の1つにストーリー性がるのですが、それは恋愛においても同じです。
恋愛においてもその人にどのようなストーリーがあるのかということは重要な要素なのです。
モテる人の特徴として慣れない仕事をひたむきに頑張っていたり、自分の夢に向かって全力で努力しているという事が挙げられます。
仕事を遅くまで一人で頑張っていたり、どんなに忙しくても夢であるギター演奏を継続している人を見かけるとなんだか応援したくなりますよね。
そしてそのように自分の目標や夢に向かって努力する人には、往往にしてその人独自の哲学感があります。
その姿がその人の魅力になって人を惹きつけるのです。
異性にモテたいという人や、だれかを振り向かせたいという人はストーリー性の重要さを理解し目の前のことに全力投球する事が大事です。
世田谷自然食品のreason to believe フレーミング効果の活用
2つ目に消化するreason to believe の事例は世田谷自然食品のフレーミング効果を巧みに使う方法です。
世田谷自然食品は青汁で有名な企業です。
青汁で思い浮かべるのは「美味い、もう一杯」というキャッチフレーズで有名なように、青汁という苦くて不味そうな飲み物なのに美味しいという意外性です。
しかし青汁市場も成熟化してきて、どの美味い青汁は当たり前になってきました。
ただ単に美味しい青汁を作るだけでは売れないのです。
そこで世田谷自然食品が使ったreason to believeが「98パーセントが飲みやすかったと実感」というアンケート結果です。
実はこの98パーセントには大変飲みやすかった55パーセント、飲みやすかった43パーセントを合算した数値なのですが、インパクトがあります。
例えば、55%の人が大変飲みやすかったという結果よりもい98パーセントの人が飲みやすかったの方が信頼性がありますよね。
このように物事の良い面を切り取ってアピールすることをフレーミング効果と言います。フレーミング効果により飲みやすさの根拠を明確にした事が世田谷自然食品が青汁業界で首位に立っている理由です。
恋愛でもフレーミング効果が重要
恋愛においてもフレーミング効果で信頼性をあげる事が重要です。
魅力的な人の特徴として自信がるという事が挙げられます。
自分なんてといつも自分を卑下している人よりも、自信満々な立ち振る舞いをする人の方が信頼できますよね。
自信がない人を見ると、本当にこの人付き合っても良いのかなと不安になってしまいます。
そしてこの自信がある人というのはまさしくフレーミング効果を自分に使っているのです。
例えば勉強ができないと思うとそれはマイナスになりますが、机上の勉強ではなく自分には行動力があると思ったらプラスになります。
仕事ができないから駄目だと思うとマイナスですが、仕事があまりできないからこそ皆んなに好かれると思えばプラスになります。
このように自信がある人というのは、自分の状況の悪い側面ではなく良い側面を自然と切り取れているのです。
The chocolateのreason to believe 物質的価値と情緒的価値の融合
2つ目の事例は明治が2016年から売り出した「THE Chocolate」からみるreason to believeです。
チョコ自体の品質の良さである物質的価値とパッケージデザインをこだわり抜いた情緒的価値を作りました。
THE Chocolateのパッケージはエスニック調でとても印象的なものであり、買ったことはないけれども見たことはあるという人が多いのではないでしょうか。
チョコレートは大体100円から150円ものが多いのですが、THE Chocolateはなんと240円前後します。
しかしその値段の高さにもかかわらず、7ヶ月で2000万個以上売り上げ、想定していた2倍も販売する事ができたそうです。
the chocorateはなぜここまで人気になったのでしょうか。その理由は2つあります。
1つ目はBeans to Barというチョコにある背景へのこだわりを明確にしたことです。
Beans to Barとはカカオの生産ちからチョコレート制作まで全てを一貫して行うことをさします。
The chocorateはまさしく生産からこだわり抜いたチョコレートなのです。
一般的にはガーナがカカオの生産地としては有名です。
しかし明治はベネズエラやトルコなど各地に生産地を持つことで味の変化を楽しめる工夫をしました。
それだけの労力をかけて作られているという事実が信頼になっています。
2つ目がパッケージなどをこだわった情緒的価値へのこだわりです。
情緒的価値とは実際に消費者がその商品を食べる際に感じる感情のことです。
The chocorateはその情緒的価値を向上させるためにパッケージとチョコの形に工夫をしたのです。
まずパッケージは板チョコなのに縦型の箱にし、カカオポッドをイメージした作りにしました。
さらにデザインや色に高級感を持たせることで、お菓子としてのチョコではなく高級感のある食べ物という位置におきました。
そのため消費者はThe chocorateを食べるとと少し緊張感を持つような感覚になるのです。
さらにチョコレートの形状をギザギザ型やドーム型など4種類の形状にしました。その形状によって少しずつ味の変化を楽しめるようにしたのです。
このように物質的価値と情緒的価値をこだわり抜いた事がThe chocorateが人気な理由です。
恋愛においても物質的価値と情緒的価値の両方が重要
恋愛においても物質的価値と情緒的価値の両方が重要です。
例えば仕事が出来て収入をたくさん持っていても、女性のことを低く見たりする男は嫌ですよね。
反対にどんなに優しくても仕事をしない男は頼りがなく信頼できないと思います。
このように恋愛においても目に見える価値も、見えない価値もどちらも大切なのです。
まとめ Reason to believeマーケティング
以上reason to believeについて紹介してきました。
まとめるとネットが発達してきた現代においては、その価値を裏付ける理由が何よりも大切であるという事です。
自分の商品に対して、どのようにその良さを裏付けるのかという部分を明確にしていく事が大切です。
頭一つ抜けたマーケティングとなります。
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