- ターゲットマーケティングは絞ることが重要
- ターゲットマーケティングとは何か
- ターゲティングマーケティング経営の出発点
- Youtubeでもターゲティングマーケティングが重要
- 子供がターゲットのヒカキンと、大人がターゲットのレペゼン地球
- ターゲット以外の視聴者は無視している
- ターゲティングマーケティングの目標はポジショニングをすること
- ターゲティングマーケティングの仕方
- 恋愛においてもターゲティングマーケティングが重要
- ターゲティングマーケティングの成功事例① ラーメン二郎
- ターゲティングマーケティングの成功事例② QBカット
- ターゲティングマーケティング事例③ 高齢者に特化した針灸院
- 高齢者のニーズを捉えることで売り上げが上昇
- ターゲットマーケティングまとめ
ターゲットマーケティングは絞ることが重要
ターゲットマーケティング成功事例３選
ターゲットマーケティングを考える上で最重要とも言える事が、どの層に向けて商品を売り出すのかといことを決めるターゲティングです。
しかし、「ある特定の層にだけ絞って売り込んだら売上が減ってしまうのではないか」
また、「ターゲットの絞り方がよくわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、
①なぜターゲティング を行った方が良いのかと、
②具体的なターゲティングのやり方を具体例を元に紹介していきます。
ターゲットマーケティングとは何か
まず始めにそもそもマーケティングってなんぞやという人も多くいるかと思うのでそこから説明して行きます。
まずはマーケティングの概念をWikipediaより引用します「マーケティングとは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。
また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。」との事です。
要するにお客様がどのような物を欲しがっているのかを調査し、そしてそれをお客様の手元に効率よく届くように計画することです。
皆さんも誰か好きな人がいたとき、あの人と付き合うためにはどのようにしたら良いのかと考えるのではないでしょうか。
そのような計画を立て実行するのが上手い人はやはりモテているように思います。
私の場合とにかく計画を立てるのが下手で失敗が多いですが。。
そしてそのマーケティング戦略の中でもとりわけ有名なのがターゲティングです。
ターゲティングマーケティング経営の出発点
ターゲティングマーケティング とは簡単にいうと「自社の商品を買っていただくお客様を決めること」です。
ターゲット層を明確にしなければ、どんなに予算を使って計画した戦略でも空振りに終わってしまうことがあります。
極端な例だとターゲティングマーケティングを行わずに万人受けする商品を作ったとします。
しかし万人受けする商品はインパクトもメッセージ性もなく誰の目にも留まらずに終わってしまうでしょう。
しかしながら、このターゲティングマーケティングを行う事を躊躇してしまう人は多いのが事実です。
なぜならば、ターゲティングマーケティングを行うことは特定の層に向けて経営をすると決断する事であり、リスクが伴うからです。
ターゲティングマーケティングに失敗するということはその商品が売れないという事です。
そのため多くの人が散々考えたげく、ターゲット層を絞る事なくマーケティングを開始してしまうのです。
しかしその結果宣伝や広告に一貫性がなくなり、さらにはターゲットやコンセプトが明確ではないためメッセージ性も薄い商品が出来上がってしまうのです。
ターゲティングマーケティングはリスクが伴うけれど、徹底してやらなければ商品を売る事できないのです。
Youtubeでもターゲティングマーケティングが重要
ターゲティングマーケティングを行った方が良いということを分かりやすく示す例として売れているYoutuberの戦略を考えていきます。
Yotubeの世界は多種多様であり、それぞれの趣味嗜好に合わせて動画を視聴します。
例えば車好きな人なら車に関連する動画を検索し、Kpopが好きならその動画を検索しますよね。
それぞれの趣味嗜好が色濃く現れるYoutbeの世界で、万人受けする動画を作ることは不可能であり、そのような動画を作れば結局趣旨がボヤけて淘汰されていくでしょう。
子供がターゲットのヒカキンと、大人がターゲットのレペゼン地球
さてそんなYoutubeの世界で売れているTopYoutuberの方は、例に漏れずターゲティングマーケティングを巧みに行っています。
例えば日本で１、２を争う大人気Youtuberのヒカキンさんの動画は社会人である私から見て正直面白いといえるものではありません。
しかしそれは当然のことで、ヒカキンさんは自分のコンテンツのターゲットを小学生に絞っているからです。
ヒカキンさんの動画を見ていると分かると思うのですが、とにかく変顔が多いですよね。
ヒカキンさんはとにかく変顔にこだわっていて、インパクトのある変顔のサムネ画像を撮るために何時間もかけることもあります。
それはなぜかと言うと小学生は変顔などの単純で分かりやすい笑いが好きだからです。
そのような戦略を立てて動画を作っているからこそヒカキンさんはTopYoutuberとして走り続けているのです。
反対に、レペゼン地球さんはターゲットを２０代から３０代の男性に絞っています。
レペゼン地球さんの動画はとにかく下ネタが多く、子供には見せたくないという内容がほとんどです。
しかしあえてそんな動画を作ることで、Youtubeの中でポジションを作り人気になったのです。
ターゲット以外の視聴者は無視している
ターゲティングマーケティングをする上で重要なことは、ターゲット以外の顧客のことは無視してしまうということです。
例えばヒカキンさんが、ターゲット層である小学生以外にも向けた万人受けする動画を作るとしたらどうなるでしょうか。
おそらく変顔が無くなることで小学生の視聴者が減り、なんだかインパクトの欠ける動画になるでしょう。
反対にレペゼン地球さんも、万人受けを狙うと下ネタで溢れた動画は作れなくなります。
結果的にYoutubeの中での存在感は薄まり淘汰されていきます。
ターゲティングマーケティングの目標はポジショニングをすること
ここで気を付けなければならないのは、ターゲティングマーケティングをすることがゴールではなく最終的な目標はポジショニングであるということです。
ターゲティングマーケティングはSTP戦略というマーケティングにおいて有名な手法の一部です。
STP戦略のSはSegmentation（細分化）で、TはTargetingで、Pが最終的な目標であるPositioningです。上記のYoutuberの例で説明すると、ヒカキンさんはまず
Youtubeの中には多種多様な視聴者がいるという事を分析します。（Segmentation）
↓
そしてその中で自分の強みを考えて、小学生をターゲットにすると決めます。（Targeting）
↓
最後にそのターゲット層に向けてインパクトを残すために変顔と分かりやすい表現という戦略を貫くことを決めます（Positioning）
このようにターゲティングだけでは意味がなく、最終的にそのターゲット層に向けてどのような戦略を取るのかということを決めることが大切です。
ターゲティングマーケティングの仕方
さてそれでは具体的にターゲティングマーケティングとはどのようにしたら良いのでしょうか。
様々あるのですが、分かりやすい方法は自分の顧客の傾向を分析することです。
自分の商品は今までどんな層の人たちに購入されてきたのか。またその顧客はどのような悩みを抱えていて、自分の商品にどのような価値を期待していたのかということを考えることが大切です。
例えば自分の商品が安いから使ってくれたという人が多い場合には、安さを全面的に出す訴求が大切です。
反対に高級感を理由に購入してくれている場合は、よりリッチに見せるために店内の環境をより改善するなどと工夫ができるようになります。
恋愛においてもターゲティングマーケティングが重要
ビジネスだけでなく恋愛においても、ターゲティングマーケティングは重要です。
彼女や彼氏が欲しいと思ったときはむやみやたらに動くのではなく、STP戦略に乗っ取って行動することで目標を達成できます。
私は昔から女性からモテずに大学を卒業するまで彼女がいませんでした。
なんとかして彼女が欲しかった私は巷に溢れるモテ理論を必死に勉強しては実行していたのですが結果には繋がりませんでした。
そんな私に人生初の彼女ができた理由は、社会人になってからできた片思いの相手を振り向かせるために戦略を練ったからです。
彼女はとても真面目な性格であり、仕事にも人一倍取り組み就業時間が過ぎても自主勉強に励むような人でした。
可愛らしい見た目と、その真面目さのギャップで他の男からも人気な人でした。
どうしてもその人と付き合いたかった私は、どうすれば付き合えるのかを考えました。
まずは女性の中にも、静かな人から明るい人など様々なタイプがいるという事を考え（Segmentation）、その中で静かで真面目なタイプの彼女と付き合うためにはどうすれば良いのかという事を考えました（Targeting）。
そしてその結果まずは服装を綺麗目で落ち着いた服にして、話すよりは聞く事を意識して、そして誰よりも仕事に熱心に取り組む事でその彼女にアピールをしました（Positioning）。
他の女性にモテたいなんて一切考えずに、とにかくどうすればその彼女が自分に振り向いてくれるのかということだけを考えて動きました。
結果的にデートに来てくれる回数も増え、付き合うことができました。
このように恋愛においてもターゲットを絞って戦略を立てることが重要です。
それでは具体的にターゲティングを上手く使い成功している事例を紹介します・
ターゲティングマーケティングの成功事例① ラーメン二郎
今やほとんどどの店舗に行っても長蛇の列ができるほどの人気なラーメン二郎も上手くターゲティングマーケティングを行った事例です。
ラーメン市場はYoutubeと同じように個人個人で趣味嗜好が別れる分野で、ターゲット層を明確にすることが大切です。
それではラーメン二郎がターゲットにした客層はどこでしょうか。
それはお腹をすかせた大学生です。
田舎から出て来て都会で生活する大学生はお金に余裕がなく節約をしながら生活しています。
そんな大学生が外食に求めるものは安くてお腹いっぱい食べれるお店です。
ラーメン二郎はそんな大学生の求める需要を全て満たしていると言えます。
二郎に行けばお腹いっぱい食べられる
私もかつて大学生だった頃に、家の近くに二郎系のラーメンがありました。
例にも漏れず都会での生活でお金に余裕のなかった私は、たったの650円でお腹がはちきれるほど食べられる二郎のラーメンにどハマりしていました。
ラーメン二郎で特に嬉しいのがトッピングが無料であるということです。
野菜、脂、味の濃さをそれぞれマシマシという表現で無料で増やすことができるのです。
お腹が空いている大学生にとって無料でトッピングが増やせる事は魅力でしかありません。
私もいつも野菜、脂、カラメマシマシでと頼んでいました。私がよく行っていた店舗もやはりその客層は大学生がほとんどでした。
ターゲティングマーケティングの成功事例② QBカット
さて２つ目は1000円カットで有名なQBカットです。
1000円カットなんて邪道だと思う人もいると思うのですが、これこそが分かりやすいターゲティング戦略です。
QBカットがターゲットにしている顧客は髪のカットにあまりこだわりがなく、とにかく安く早く済ましたいという人です。
具体的には中高年のビジネスマンがそのターゲット層になります。
確かに私の父はよくQBカットを利用しています。
その理由はカットに求める優先順位が安さだからです。父にとっては髪のカットに3000円以上もかける意味が分からないそうです。
海外でも広がるQBカット
そんなQBカットは日本だけでなく、海外でも広がるなど人気が出て来ています。
それはやはり10分1000円という安くて早い戦略が一部の顧客に需要があるからです。
基本的にお洒落をすることが目的で3000円以上する美容院がほとんどなので、10分1000円でカットができるQBカットは特にインパクトと存在感があります。
お洒落に切りたいという顧客は完全に無視して、安くて早いを求める顧客に集中した戦略をとったことで成功した事例です。
ターゲティングマーケティング事例③ 高齢者に特化した針灸院
さて最後は田舎の高齢者に特化した針灸院の事例です。
ちなみにこの針灸院は私の父が経営するものです。
父の針灸院は長年売り上げの低迷に苦しんでいました。
田舎で人口が少ないということと、立地条件の悪さが原因で集客ができないでいたのです。
昔ながらのアナログ人間であった父はもちろんマーケティングマーケティングなど知らず、技術を伸ばせば口コミで集客につながると信じていました。
しかし何年と仕事をしても顧客は増えるどころか年々減っていくばかりです。
実際に来てくれた顧客からはその技術力高さと父の人柄の良さかに満足してくれるのですが、どうしても集客を伸ばせないという状況が続きました。
高齢者のニーズを捉えることで売り上げが上昇
技術を磨いても売り上げは伸びないという事を理解した父は、マーケティングを勉強して仕事に活かす決意をしました。
そこで徹底的に行ったのがターゲティングマーケティングです。
父は高齢者をターゲット層にする事を決めました。
父の経営する診療所がある地域では少子高齢化が進んでおり、顧客も高齢者がほとんどだったことが理由です。
そこでその高齢者に向けてどのような施策を行えば良いのかを考えました。
その結果父は徹底して高齢者に優しい経営をする事を決めます。
具体的には、診療所まで来れない高齢者のために無料の送迎サービスを行う事と、高齢者の自宅に無料で往診をするサービスを行いました。
すると徐々に話題になっていき、実施する前年と比べて１.５倍ほど売り上げが伸びたのです。
このように特定の客層に絞る事で具体的な施策を実施することができます。
ターゲットマーケティングまとめ
以上マーケティングをする上で重要なターゲティングマーケティングについて解説しました。
ターゲティングマーケティングを行うことで、他と差別化ができ具体的な戦略を練ることができるようになります。
反対にターゲティングマーケティングをしっかりと行わずに経営をしても、空振りに終わってしまいます。
ターゲティングしっかりと行い、顧客を明確にすることが重要です。
頭一つ抜けたマーケティングとなります。
を伝授していきます。
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